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■Monthly Report (月間報告) 2005年11月
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆ ◇ “Ashamaa” [アッシャマ・メール版] ◆
エチオピアから月間報告 2005年11月 ◇ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お知らせ!
あいのり学校完成式の様子は、明日11月28日(フジテレビ、夜11:00)の放映となる予定!ご覧ください!
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今月のもくじ◆
◇ ご挨拶と近況: ◇ プロジェクトアップデート:国際寛容デー知っていますか? ◇ 今月の「はまったモノ」: ◇
そのほかの出来事 ◇ 今月の言葉 ◇ 覚えてほしいこと、祈ってほしいこと・・・ ◇ あとがき
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◇ご挨拶と近況◇
日本の寒さも厳しくなりつつあることと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。こちらも早朝は先月も触れたようにとっても冷え込みます。風邪を引くと、空気が乾燥しているからか、完治するまでにとても長く時間が掛かるといわれています。幸いこれまでは風邪も引かず、27日には首都アジスアベバの10キロマラソン大会に出場しました。ゼッケンナンバー、給水所、トイレなどの整備もされておらず、スタートも予定よりいきなり10分も早く始まってしまったり、時計が機能していなかったりと、日本のマラソン大会に慣れていた自分にとっては、笑える(つまりエチオピアでは当たり前のこととして・・・)ことばかりでしたが、約2万人の参加者はお祭り気分。私はなんとか46分で完走。スタート地点から数キロは自分のペースで前に進めなかったことによる遅れを考えれば、まあまあのタイムでした。
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プロジェクトアップデート(活動報告)◇
11月16日は国際寛容デーという日であったのをご存知でしたか?1996年にユネスコにより開始されたものです。ちなみに私たちの団体は、1ヶ月前の10月16日の世界食糧デーを中心に、世界の飢餓、食糧事情について理解を深めていただくためのイベントを日本全国で展開しています。
非寛容による紛争が絶えない世界ですが、この事態を是正するには、相互の理解と敬意を軸にした世界レベルの対応が求められています。法的保護、教育に加え、文化的寛容性を築こうとする個人の意志が重要だと、この国際寛容デーに当たってアナン国連事務総長がスピーチをしました。
アフリカ連合の代表も、貧困、エイズ、マラリア、非識字などの問題解決のためには、政治、民族、宗教の違いを巡って様々な紛争が広がっているアフリカ大陸にあって、争いではなく平和の文化を促進することが不可欠であると言っています。
しかし、残念ながら今月はエチオピアにとって寛容と言う言葉とは裏腹なことが起こってしまいました。5月の選挙後、不正投票などを巡って野党を中心に暴動があり、数十人が死亡したことはお伝えしました。今月はせっかく議会にて議席を確保した野党が、議会のあり方などを巡って意見が合わずに辞退し、民衆に非暴力のデモ(車のクラクションを1時間鳴らす、公共交通機関のストライキなど)を呼びかけました。そのデモ決行当日に、警察隊が過剰に民衆へ反応し発砲。巻き込まれた女性、子供も含む合計40人が死亡、2万人以上の若者が刑務所で拘束されています。事実上民衆の声が武器で抑え込まれている状態で、不正を認めない現政権が強引に政治を司っているのが現状。暴動の最中には携帯電話、インターネットも遮断されていたのです。国内では押し黙ったままですが、世界中に住む多数のエチオピア人は、抗議デモを繰り返しています。
不正に対して寛容であるべきではありません。特に野党が選挙不正に対して立ち上がったことは正当です。しかし、何も目立つような形で抗議をしなくても、獲得した議席を受け入れてそこから与党にチャレンジしていくこともできたのではないか、という意見が私の周辺のエチオピア人の間では大半です。一方で「それは不正に対して妥協するもの」として、力で押さえつける独裁政府を倒すべきだと主張する人もいます。私は前者の方を支持しますが、罪のない住民を無差別に発砲するやり方に寛容であるわけにはいきません。
この政府の非情な扱いに、国際的なNGOなどが政府に対して抗議をするものの、それは逆にこのNGOがエチオピアで働きを進める上で必要な資格の剥奪などにもつながるので、大きな行動へはつながりません。政府批判をしてエチオピアから追い出されるか、それとも貧困に苦しむ人たちへの支援を続けるために、受け入れがたい現状を飲むか、どちらかです。
寛容とは「寛大で、よく人をゆるし受け入れること。他人の罪過をきびしく責めないというキリスト教の重要な徳目。」と意味します(広辞苑より)。そこで、あるキリスト教の牧師に尋ねました。「この状況を牧師としてどう受け止めているのか」と。彼は「政府の無差別暴力を受け入れるわけにはいきません。ただそれに対して暴力につながるような形で反応することが、国にとっての最終的な解決になるのか?僕はそうは思わない。妥協ではなく忍耐が必要。それは人間の力では到底できることではないけど、今の状況にも目を注いでくださっている神様がその力を下さる。そして、必ずや不正は神様の前で正しく裁かれ、この国は変わるものと強く信じ、毎日祈り求めている。」と熱く語りました。その通りだと思いました。
寛容とは言うは易く行うは難し。しかし、無理難題と思われることに対して、私たちひとりひとりがどのようなビジョンを持っているかで、世界に少しずつ影響を与えて行くことができると思います。世界の問題に対して、「どうしようもない・・・」とあきらめ、無関心ですか?もしくは、「変えることができる」と信じるものがありますか?この段階で、問題に対する答えがすでに出ていると思います。皆さんはどうお考えですか?
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◇ 今月の「はまったモノ」◇
今月はお休み。
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◇ そのほかの出来事◇
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日本からの訪問客受け入れ。ジジガエイズプロジェクトの視察後、サシガへ行く 予定でしたが、エチオピアの政情不安から国外へ出て、ウガンダを訪問。 ・
来年度のプロジェクト予算に基づいた計画作りなど。
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今月の言葉◇
「しかし、御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。このようなものを禁ずる律法はありません。」 新約聖書ガラテヤ人への手紙5章22、23節 ◆
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◇覚えてほしいこと、祈ってほしいこと・・・◇
1. エチオピア政情。上記の11月初旬の暴動から明けて、現在アジスアベバも平穏な日が戻っています。しかし、またいつ暴動が発生するかわかりません。どうぞ平和のためにお祈りください。 2.
日本にいる家族の健康のため。 3. 来年3月以降の進路のため。
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◇あとがき◇
あいのり学校完成式の様子は、明日11月28日(フジテレビ、夜11:00)の放映となる予定!ご覧ください!
ちなみに10キロマラソン当日の朝食も抜きましたが、疲れることなく完走!走れるものなのです。但し水分摂取が条件で、近場にトイレがない状況にあってはかなりきついです。
それではまた
森田哲也
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